2021.02.01
長谷川貞信コレクション

 

 

このほど、関西大学総合図書館が所蔵する「長谷川貞信(初代、二代、三代)コレクション」の資料約380点を公開しました。

 

これまで関西大学総合図書館の電子展示室で公開していた資料群を、関西大学デジタルアーカイブへと移し、再度公開を行うものです。電子展示室に掲載しておりました長谷川貞信に関する案内を一部抜粋して掲載いたします。

 

長谷川貞信は上方の浮世絵師であり、初代は文政中期から活躍、役者絵と風景画を手がけ、天保以降の上方絵の様式を確立した絵師です。子の二代目は明治の浮世絵界に君臨、孫の三代目もこの様式を守りました。

貞信の代々の作品は江戸時代から昭和までの上方(特に大坂)の歴史・風俗・文化の研究にあたっては不可欠の資料ですが、その画題が甚だ多岐にわたるため、その全体を把握することが困難でした。このコレクションは、初代から三代までの質の良い作品が収められ、上方文化研究の第一級の資料であることは間違いありません。上方浮世絵の豪華な色彩と彫り、摺りの作品を満喫してください。

 

 

本コレクションの画像公開にあわせて、デジタルアーカイブ塗り絵とウェブ会議用背景画像も作成いたしました。どうぞあわせてご利用ください。