生員勤惰表（勤惰月旦評） 八冊 藤澤南岳筆
[葉数] 一冊目二十三葉　二冊目五十葉（墨付四十八葉） 三冊目三十五葉　四冊目二十六葉（墨付十五葉） 五冊目三十葉（墨付二十三葉） 六冊目三十三葉　七冊目五十葉（墨付十六葉） 八冊目三十五葉（墨付三十四葉）
[内題・外題] 内題なし 書き付け外題「生員勤惰表　一」 「勤惰月旦評　二（三）（四）（五）（六）（八）」 「月旦表　七」
[備考] 大和綴じ　横本　一冊目から七冊目までは精写本、八冊目は草稿　三冊目から七冊目まで「月旦評」（版心上）「泊園書院」（版心下）の青刷罫紙を用う　版心上部に年（干支）と月を記す　一冊目・二冊目・八冊目の裏表紙に「泊園社」と墨書す　墨筆・朱筆による書き入れあり　帙なし
　塾生の毎月の成績表　罫線を引いて上下四段に分かち、等級と学生の姓名を記す　等級は二等上から九等下まで分かれ、三等以上を高等とする
一冊目　表紙外題に「生員勤惰表　一」と墨書し、表紙右に「明治十年　十一年」と朱書す　明治十年五月から明治十一年十二月まで　見返しに「勤踰于衆者加○點　不勤過十五日者加ヽ点　不勤過一月者加●點　加黒圏至三者黜其位　不勤至六月者除其名」と記す　挟み物：罫線を引いた浄書用の下敷き
二冊目　表紙外題に「勤惰月旦評　二」と墨書し、表紙右に「明治十三年　十五年」と朱書するが、実際には明治十二年一月から明治十五年十二月まで
三冊目　表紙外題に「勤惰月旦評　三」と墨書し、表紙右に「明治十七年　十九年」と朱書す　明治十七年一月から明治十九年十二月まで
四冊目　表紙外題に「勤惰月旦評　四」と墨書し、表紙右に「二十年　二十四年マテ　大畧」と朱書す　明治二十年一月から明治二十四年十二月まで　ただし途中欠落の月あり
五冊目　表紙外題に「勤惰月旦評　五」と墨書し、表紙右に「明治二十五　六年」と朱書す　明治二十五年一月から明治二十六年十二月まで
六冊目　表紙外題に「勤惰月旦評　六」と墨書す　明治二十七年一月から明治三十年六月まで　ただし途中欠落の月あり
七冊目　表紙外題に「月旦評」と墨書す　明治三十年十月から明治三十三年十月まで　最後の月旦評一葉は何月か記載なし　挟み物：罫線を引いた浄書用の下敷き
八冊目　表紙外題に「勤惰月旦評」と墨書す　月旦評の草稿　時期は不明だが、明治初期のものか　挟み物：退塾者五名の名を記す